古典教師@ゆうと

偏差値40台だった僕がたった3ヶ月で共通テストの古典•漢文で安定して8割取れるようになったノウハウを詰め込んだブログです。

形容動詞の連用形に「なり」と「に」の2種類ある理由って知ってる?正答率30%以下の形容動詞に関する問題とは!?

こんにちは。現役古文塾講師のゆうとです。

今回は共通テストで正答率が30%以下の

形容動詞に関する問題を紹介します。

 

 

 

30%の人しか解けない問題なら

別にできなくても良くない?

と思った人もいるかと思います。

でも、それで本当に大丈夫でしょうか?

 

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「大丈夫!」と思った人に質問です。

現役高校3年生が第一志望の大学に受かる確率

をあなたは知っていますか?

 

 

 

実は

全体のたった10%の人しか

第一志望の大学に

合格できません。

 

 

 

だから正答率30パーセント以下の問題でも、

もし第一志望の大学に合格したいならば、

正解しなければいけません。

どうですか?

 

 

 

やっと危機感が出てきたのでは

ないでしょうか?

そこで、

いよいよ本題に入ります。

 

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形容動詞にはナリ活用タリ活用

あることは知っていますよね?

そして、

両方とも連用形は2種類あります。

 

 

 

ナリ活用の連用形には「なり」と「

があり、タリ活用の連用形には

たり」と「」があります。

さらに重要なことは

 

 

 

「なり」と「たり」の真下には

助動詞しか付かなくて、

「に」と「と」の真下には助動

詞以外が付くということです。

 

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この違いに関する問題は

平成28年度のセンター試験から

去年の共通テストまでの間、

毎年出題されています。

 

 

 

さらに、

この違いが分かることで

文法問題にも強くなります。

例えば

 

 

 

「なり」や「たり」があったら

その下は助動詞しか来ないと予想できます。

そして、選択肢から助動詞以外を消すことが

できて、正答率が上がります。

 

 

 

正答率が30%以下の問題にも正解して、

第一志望の大学への合格を掴みましょう。

では。