古典教師@ゆうと

偏差値40台だった僕がたった3ヶ月で共通テストの古典•漢文で安定して8割取れるようになったノウハウを詰め込んだブログです。

「書かず」と「書けず」はどちらが正しい?古典初学者が最初につまずく基本動詞の見分け方とは!?

こんにちは!現役古文塾講師のゆうとです!

今回のテーマは基本動詞の見分け方

についてです。

 

 

 

四段活用動詞などの基本動詞は多くの人が

学校の授業で習っていると思います。

そして、

活用の方法も理解していると思います。

 

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しかし、

それでもテストになるとなぜか間違えてしまう

という人もいるのではないでしょうか?

 

 

 

今回の記事を読めば、

動詞の活用を理解しているのに

なぜか間違えるという事が

無くなります。

 

 

 

逆に、この事を知らないと

動詞の活用を全て暗記しても、

テストで間違え続けるという

負のスパイラルに陥ります。

 

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動詞の活用は全て暗記しているのに、

テストになると点が取れない人は、

古典には可能動詞が存在しない

ことを知らないのです。

 

 

 

「どういうこと?」

と思っていますよね。

 

 

 

今から解説していくので大丈夫です。

ここで分かりやすいように問題を出します。

「書く」は何活用動詞でしょうか?

 

 

先に答えを言いますね。

答えは四段活用動詞です。

それでは解説していきます。

まずは、活用形のおさらいです。

 

 

 

動詞に「ズ」をつけた時に「a」の母音が出た

ら四段活用動詞で、「e」の母音が出たら下二

段活用動詞です。

 

 

 

例えば、「捨てる」に「ズ」をつけたら

「捨てェず」になります。

「ェ」という母音が出ました。つまり、

これは下二段活用動詞です。

 

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では、「書く」だとどうでしょうか?

ここで感の良い人は気づいたと思います。

「書く」って四段活用でも

下二段活用でもいけるくね?

 

 

 

たしかに、「書かァず」でも「書けェず」

でもいけそうですね。

しかし、

四段活用しかいけないのです。

 

 

 

なぜかって?

先程言ったように古典に可能動詞は

存在しないからです。

 

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「書けェず」は「書くことができない」という

不可能を意味します。よって、可能動詞が存在

しない古文には、下二段活用の「書く」は存在

しないのです。

 

 

 

多くの人はこのルールを知らな

いから、活用表を覚えても

テストで点を取れないのです。

 

 

 

逆にこのことさえ知っていれ

ば、もう基本動詞の活用形で迷

うことはありません。

 

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今回は古典の勉強を始めた人が最初に

つまずきやすい事を紹介しました。

今日覚えた事は忘れないようにしっかりと

復習しておいてください。

 

 

 

そうすれば、

周りの受験生と大きな

差をつけることができます。

 

 

 

頑張ってください!!

では。